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2010年12月11日 (土)

ドイツ・チェコ系バグパイプの相棒楽器

バロック時代の名曲、J.S.バッハのブランデンブルグ協奏曲第1番のスコアを見ると、「Violino Piccolo」という楽器のパートがあります。この楽器は、いわば首が短い小型のバイオリンですが(下写真左)、知り合いのバイオリン奏者に尋ねてみたところ、「最近はあまり使われていないのではないか」、というコメントが返ってきました。確かに、別の出版社から出されている同曲のスコアを見ると、そちらは「Violino Piccolo」のパートを通常のバイオリンと一つにまとめてありました。

実はこの「Violino Piccolo」、ドゥディ/ボックとの合奏に頻繁に用いられる楽器です。上記のようにブランデンブルグ協奏曲にも取り入れられている他、民衆の間で盛んに演奏されていたそうです。ドゥディ/ボックも、当時からほぼ現在の形で存在していましたから、バッハの時代にもあちこちの村で一緒に演奏されていたのでしょう。

ドゥディ/ボックは、このほかにも通常のバイオリンや、コントラバス、クラリネット等と一緒に演奏する機会も多く、クラシック音楽のアンサンブルのような形式でも使われます。こうしたアンサンブルの実際の音源なども、今後ご紹介していきたいと思います。

Violinopiccolo

バグパイプ工房そのだ

http://www.bagpipesonoda.eu/

http://homepage3.nifty.com/bagpipesonoda/

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