オレンセ県立バグパイプ学校を訪問
先日書いた日本語教則本出版の記者会見にあわせ、オレンセ県立バグパイプ学校(Escola Provincial de Gaitas)に、同校の校長Foxo氏(例の教則本の著者です)をたずねました。この学校では、ガイタとドラムの講師7名が指導にあたっておられ、練習室、視聴覚教室、資料室、バグパイプ博物館を備えた、ガイタの本場ガリシアでも最大級のガイタ教育施設だそうです。
写真上段左から
→ 校舎。
→ 生徒の楽曲習得状況を示すボード。左横軸には生徒の名前、上横軸には課題曲が記されていて、曲をマスターしたらそこにピンを刺していきます。
→ 練習室。壁にはズラッとガイタがかかっています。これらのガイタは学校の所有で、生徒に貸与されるそうです。
→ 校内のバグパイプ博物館。様々なガイタ・ガレガはもちろん、ヨーロッパ各国の珍しいバグパイプが展示されており、バグパイプ好きの人なら一日いても飽きないでしょう。
写真下段左から
→ 私の大好きなガイテイラ、クリスティー ナ・パトの写真。彼女もこの学校の卒業生です。このほか、カルロス・ヌニェスやフレッド・モリソンもここでガイタを学んだそうです。
→ この学校の講師と生徒で編成される王立バンド(Real Banda)は、日本にも来ていました!1996年、長崎での写真。
→ 校舎の裏にある、バンド練習用の円陣。
→ 校長のFoxo氏(右端)とご家族。中央でガイタを持っている青年はご子息のMarcoさんで、2009年のガイテイロ・ソロコンペティションのチャンピオンだそうです。またこの日はテレビ番組の撮影があり、ビゴの放送局のクルーのお二人も一緒に写っています。
なお、この学校では、講師の都合さえつけば、短期のガイタレッスンを受けることも可能だそうです。本場でガイタを学びたい方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。バグパイプ博物館だけでも一見の価値があります。
(本ブログでは、現在コメント欄は設けておりません。お手数をおかけして恐縮ですが、本内容に関するお問い合わせはbagpipesonoda@mbr.nifty.comまでお願いいたします。)
バグパイプ工房そのだ
http://homepage3.nifty.com/bagpipesonoda/
« ガイタ日本語教則本出版記者会見 in ガリシア | トップページ | ガリシア州・Verinのバグパイプ・フェスティバル »